世界救済機関 組織理念

組織の目的


 世界救済機関の正式名称は「World Salvaging Organization」。
 世界各国の危機管理機構が合同出資して設立した、真に世界、そして人類救済を目的とした機関です。

 本部は日本の讖在市にあり、表向きの活動としては、世界各地の災害救助や労働力支援を目的とした平和維持活動を行っています。本部が讖在市にある理由はただ一つ、讖在市を接点としてこちら側の世界に侵食しようとしている【輝族】たちの巣窟【彼方の夜】を退け、世界を改変する力を持つ【黎明の珠】を集めて完全なる世界平和を実現する為です。
 そして、それこそが世界救済機関の真の目的となります。

 世界救済機関は【輝族】や【彼方の夜】、そして世界を変える【黎明の珠】などの事柄に関して、「一般に流布されると重大な混乱をきたす」として厳しい情報統制を行っており、組織内でも一部の上層部と預言者しかこの裏の顔を知る者はいません。



組織に所属する一般的な預言者の例

 世界救済機関に所属する一般的な預言者は、世界救済機関の末端である第四庶務課に配属され、公文書の作成や資料の整理などの軽作業を行っています。基本的に第四庶務課に殆ど仕事はなく、特に仕事をしなくても文句を言われることはありません。その為、第四庶務課は組織内でも「お荷物部署」として軽く見られる傾向があります。
 中には、昼は自分の生活を持っていて、夜にだけ世界救済機関の為に【彼方の夜】に赴く、準職員的立場の預言者も存在します。



世界変動案に関する禁則事項

 世界救済機関では、預言者から広く「より良い世界」を作る為の世界変動案を募集していますが、以下の項目に抵触する世界変動案は採用することができませんのでご注意下さい。

・ 特定の個人、企業、機関、国を優遇する内容
・ 人道主義に反する内容
・ 預言者や【輝族】の存在を、一般に知らしめる内容
・ 対象が狭い範囲(組織内など)に限定される内容



組織の階級

 世界救済機関に所属する預言者は、立場的には軍属となり、【黎明の珠】の上納数によって以下の昇格が約束されています。

 1:准尉
 2:少尉
 3:中尉
 4:大尉
 5:少佐
 6:中佐
 7:大佐
 8:少将
 9:中将
10:大将

※ ただし、余程の緊急事態でない限り、同じ預言者の集団である第四庶務課以外の人間に階級を明かすことは禁じられています。